人は、なぜ負けパターンにはまるのか? | 書評 読んでみんさい、この本!

人は、なぜ負けパターンにはまるのか?

 著者は専修大学教授、そして同大学の女子テニス部監督で専攻はスポーツ心理学。


 実はこの佐藤雅幸先生、私の大学時代のテニス仲間です。


 専修大学女子テニス部をかつて日本一のチームにしたこともあり、そのスポーツ心理学のビジネスへの応用ということで、企業研修での講演をいくつもこなされているとのこと。あの松岡修造のジュニア育成プログラム「修造チャレンジ」でもクラスを受け持っているとのこと。


 案外友人が何をやっているかということについては知らないことが多いものだが、彼に20数年ぶりに再会をしたのをきっかけにこの本を手にとってみて、気づかされることが多かった。


 それと同時に、250ページほどの本の至る所に自分を元気付けてくれるメッセージが数限りなく配置されていて、読後感は「癒されかつやる気にさせられる」というところ。私生活でも、仕事においても一握りに成功と、数え切れない失敗をしてきた私には、最終章の「人生はリーグ戦、途中経過に一喜一憂することなかれ!」がそうしたメッセージの中でも最高のものでした。


著者: 佐藤 雅幸
タイトル: 人は、なぜ負けパターンにはまるのか?―泥沼から抜け出し、「勝ち」をつかむ心理学