人生設計に役立つ数学 | 書評 読んでみんさい、この本!

人生設計に役立つ数学

 人間やらなければならないと分かっていても、実際に行動を起こすまでに時間がかかることの何と多いことか?心配、心配といつも気にしつつも、具体的に問題の大きさがどのくらいのものかが分からないままにしている。


 昨日紹介した佐藤教授の「人はなざ負けパターンに。。。。。」にも書いてあるが、まず立ち直りをするためには、現状認識をしっかりするところから始めなければならないそうだ。


 だれにとっても、こうした問題の最たるものがお金の問題だろう。


 年金額が減るっていうけど、いったい何歳までにいくらくらいためておけば安心できるのだろう。それだけためるには、今もっている資金の運用に加えて、いくらくらい毎月積み立てたらいいんだろう?運用利回りがいくらだったら、今もっといるお金が目標額に達するのだろう。。。。。。


 今ある資金を運用しながら終身で受け取ると、毎月いくらずつ受け取れるのだろう。


 でも、公的年金っていったいいくら受け取れるんだろう?


 疑問はこのほかにもさまざま。こうした身近でありながら、やっかいな問題に、平易な数学で対処するノウハウを丁寧に、かつ面白く解説した好著だと思います。


 これでまず現状認識を(自戒をこめて)!


著者: 藤本 壱
タイトル: 人生設計に役立つ数学―必ず得する実益計算&選択のための87項

ご参考に章立てをご紹介しておきます。


プロローグ 本文に進む前の基礎知識
第1章 預貯金と積立の数学
第2章 保険の数学
第3章 年金の数学
第4章 ローンの数学
第5章 税金の数学
第6章 投資の数学
第7章 会社数字の数学
第8章 人生設計の数学