相手がわかるように教える技術 戸田 昭直著
最近は本の著者に会うことを仕事上での目標としています。やはり人に会うことが自分を刺激する一番の薬になるように思います。
今日は、「相手がわかるように教える技術」という本の著者である戸田昭直(とだまさなお)先生に会うことができました。
大学で学生さんに教えておられるプレゼンの演習事業の説明などは、役にたちました。パワーポイント全盛の時代で、手作り、手書きの資料で、ほほえましい、でもしっかりしたプレゼンがまだ生きているという気がして、新鮮な感じがしました。
学生たちのプレゼン能力を上げていくための細かなノウハウについては、実際の授業で使われている評価シートなどを見せて頂いたりして、なるほどこうやれば確かに着実な向上、そのための学生の気づきを引き出せるなと思いました。
話を頂いた内容の一部、たとえば、プレゼンの評価をする際に、まずほめてから自信を持たせた上で欠点も指摘するなどの方法が、今日ご紹介する本には披露されています。
アマゾンの評価では、「賞をとった人の本にしては内容が普通過ぎる」とのコメントも見られましたが、ノウハウというのは個別の部分を取ってみると案外単純なもの、誰でも考えつくものが多く、実はそういう単純なことの重ねやその組合せに価値が生まれてくるのではないでしょうか?
そういう意味では、気づかせてくれることの多い本でお勧めできます。さまざまなチェックシートや各ページのフローチャートも使えると思います。
- 著者: 戸田 昭直
- タイトル: 相手がわかるように教える技術