盾(シールド) | 書評 読んでみんさい、この本!

盾(シールド)

村上 龍, はまの ゆか
シールド(盾)

 小学校の時の幼馴染キジマとコジマが、近所に住む不思議な老人(「名なしの老人」)から「からだの中心にあるやわらかいもの」の存在と、それを守るために「盾(シールド)」が必要だと教わります。


 この「やわらかい」ものと、「盾(シールド)」を探求しつつ人生を歩む二人。


 順調に見えたキジマの人生、不幸に見えたコジマの人生。このふたつの人生が折り返しを迎えるとき、ふたりは「盾」が何であったかを覚る。


 そして、長い長い時間を経た後の再会。


 自分の中の「やわらかいもの」はどんな今どんな状態なのだろうか、自分にとっての「盾(シールド)」は何だろうか? 


 短い絵本が人生を振り返るきっかけになることもあるんですね。


表紙画像
3万部売れる本をあなたも出そう~プロ編集者が教える商業出版成功ノウハウ《個人アドバイスつき》
大勝文仁
第2水曜、第4水曜日
1680円/月(税込)
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