老会話 梶原しげる著 | 書評 読んでみんさい、この本!

老会話 梶原しげる著

梶原 しげる
老会話―親子からビジネスまで、どう話す?どう接する?

 梶原さんはフリーのアナウンサー。

 この本を読んですぐに、たまたま深夜テレビを点けたらテレビショッピングに登場していました。


 この本で、梶原さんは、英会話より今の日本に必要なのは「老会話」。


 高齢になると、体の動き、心の動きが鈍くなる。話の転換についていけなかったり、早い話についていけないなど。また、高齢者独特の心理状態がある。


 そういう特徴に合わせて話をするには、予備知識がかなり必要なんだと思わせてくれる本です。


 相手を尊重するためには「佐藤さん」「鈴木さん」と普通の呼び方をする。「おじーチャン」「おばーチャン」はだめ。正面に向き合って目を合わせて話す。話の途中で急に話題を変えない。


 親には「元気でいてくれてありがとう」


 できているだろうか?大いに考えさせられる内容でした。


 梶原さんの2部作「そんな言い方ないだろう 」「口のきき方 」も一緒に読みましたが、軽妙な語り口のような文章で、笑えるし、時々泣けます。おすすめです。