「他人と深く関わらずに生きるには」 池田清彦著 | 書評 読んでみんさい、この本!

「他人と深く関わらずに生きるには」 池田清彦著

毎月一回書評を寄せてくださる「みのむし」さんからの投稿です。

この間飲んだ時の話を思い出すようなタイトルですね、「みのむし」さん!


池田 清彦
他人と深く関わらずに生きるには

過激なタイトルなので、書店の会計時に少し勇気(?)が要ります。

見出しも、「心を込めないで働く」「文部科学省は必要ない」「ボランティアは
しない方がかっこいい」などなど。

が、暴論だと思って読み始めると、意外に正論だったりして、妙に説得力がある
のです。

世の中の「常識」や「良識」と思われているものが、ものの見方次第でそうでは
なくなる、ということを実感し、「こうしなければいけない」と自分が勝手に思
い込んでいたものが、「無理にそうしなくてもいいんだぁー」という思いに変わ
ります。

仕事上のストレスでお悩みの、真面目に働いている社会人に、特にお勧めしま
す。