新六十歳からの生き方 | 書評 読んでみんさい、この本!

新六十歳からの生き方

多湖 輝
新六十歳からの生き方―自由人として本当の人生がここから始まる

 「頭の体操」以来、おもしろいことをやっている大学の先生だなぁと思っていた多湖輝先生も、今年80歳だそうです。


 64歳の時に書かれた「六十歳からの生き方」を書き直して、来し方20年の振り返りと、今後に対する意欲を示された元気の良い本です。


 私も、人生の先輩である団塊の世代に対して、講演会などでメッセージを送ることがあります。人生の後輩は後輩なりに申し上げたいことがあるのです。


一方、団塊の世代の人たちは、多湖先生のような人がこんなに元気だと、「見習わなきゃ」、「これからまだまだ」という気持ちになれると思います。本の一説に「どうせ」「もう」はやめて「もっと」「まだ」を合言葉にしようというところがありますが、その通りだと思います。


 その多湖さんも、ソニーの故井深さんからは「60歳は鼻たれ小僧」と呼ばれた(激励された)そうです。


 人生の先輩の力あることばに触れてみませんか?